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あなたがすきでたまらない
第19章 月に叢雲花に風
「うるせぇ・・・信。で?何なの?どういう組み合わせで何があってこんな状況な訳?」

散々、心の中で悪態ついたけど、イチャイチャ邪魔されてムカつくけど・・・
自分の性分が恨めしいよ
話を聞く事にしたんだ

「さすが先輩!!よくぞ聞いてくれました!!ってか!!俺、地味に悲しいです」

「何が?」

「俺と先輩の仲なのに・・・新居に初めて入ったんですよ?おかしくないですか?前の先輩の家には俺の私物の歯ブラシとか俺のコップとか・・・後俺の服とか置いてあって・・・今更っすけど・・・あれ、どう・・・」

「捨てた」

「え?」

「このはと結婚する時に速攻で捨てた」

「またまた・・・うそ・・・」

「嘘でも何でもない。捨てた」

被せ気味に答えてやった

「ひでぇ!!俺と先輩の同棲してた証がぁ~~~!!」

「え!!啓介さん・・・ど、ど、ど、同棲・・・さ、され・・・?し、し、してた?」

「このは。真に受けないで。信、煩い。放り出すぞ」

「は~い。すんませぇ~ん。調子に乗りましたぁ~~。痛っって!!」

男のテヘペロ、キモイでしかないわ
このはが信じたらどうすんだよ
俺は信にデコピンを食らわせてやった

「ってか、マジ何なの?信、お前仕事は?」

「夜勤明けでぇ~す。で、寝てたんすよ?そしたら優からラインが来て・・・で?俺って後輩想いのジェントルメンでしょ?相談があるって言うから」

夜勤明けだからそんなテンション?
違うか。いつもか

「優の交際報告にビックリしましたよ!!真っ先に俺に言ってくるなんて・・・可愛いヤツですよね!!」

お前は最後だと思うけど?黙ってお茶を飲んで聞き流す

「で?ここに居る俺の可愛い後輩の親友が何やら悩んでると!!話を聞いてあげたいじゃないですか?勿論!!聞いてあげましたよ?」

「で?解決したれよ。先輩さん」

「聞いてあげた俺って・・・すごくないですか?」

聞くだけなら誰にでも出来るけど・・・ってか、お前の仕事の基本じゃね?

「はいはい。すごいすごい」

「でね?で・・・ですね・・・」

「お前ではどうにも出来なくて俺んとこに来た?」

「しようとしたんです。けど・・・俺も・・・ねぇ?」

同意を求められてもな・・・

「はいはい。俺、もうお前の仕事の先輩でも何でもないんだけど?けど、仕事じゃないから俺の親友の困り事は聞くけどさ?」
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