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第18章 水心あれば魚心

俺さ？
必死でさ？
ここ、楽しみにしてたんだよ？

わかってんの？

クソガキ？

俺さめっちゃ必死なんだよ

わかってんの？

クソガキ？

チューとかさ？

ませてんなよ？

クソガキ？

嫉妬？
しない訳がないだろ？
・・・ってかしない方がおかしくね？




・・・やばい
イライラしかない

・・・ムカつくんですけど


無事親子の再開した後にどうしようもなくなって・・・
声をかけた

「・・・子ども好き？」

内心のヤキモチを良く堪えたと思う
自分でも

全部、見てたんだけど
とは言えない
だって、俺と君は恋人同士ではないから

戸惑う君の気持ちは良くわかる

ヤキモチ位は妬いても良くない？
俺だって・・・
しょうもない嫉妬心だとは思うけれども・・・

ガ・・・子どもはそりゃ綺麗なお姉さんが優しくしてくれて・・・
好みのタイプであったとしても！！

・・・マセすぎじゃね？

（この・・・ガ・・・子ども・・・自分がイケメンだって・・・わかってんじゃね？）

たらし・・・
タラシのガキに腹が立つ！！
迷子とかって言って、本当は狙ってたんじゃねぇのか？
十年・・・
いや！！
百年早いわ！！

心の中の子ども染みた悪態と本音が止まらなかった

お揃い？な筈の服の袖を掴んで必死に耐えた


見たこともない顔で・・・
俺の知らない・・・
そんな顔で・・・
俺以外の笑顔を・・・

例え子どもでも許せなく俺は・・・
心が狭い
皆まで言うな
自分でもわかってるから

大人げない？
いいよ。
俺だってガキと変わらないって自覚してるから・・・

ヤキモチ・・・です・・・


うん。
妬きました
すいません

子どもに嫉妬しました。
すいません

好き
故にです。

抱き締めたくて堪らないです
すいません

どうしようもなく・・・
君が可愛いのが・・・
罪なのです

なので・・・
大人しく俺の腕の中に納まってくれませんか？

大事に・・・
大事に・・・
するからさ？

今、戸惑ったのだとしても・・・
今後をかけて、どれだけ君が好きなのかを証明してあげるからさ？

それで、許してくんない？


嫌？

結構だよ。

俺は君が好き。
俺はそれでいい。

君が俺を何と言おうと俺が君を好き

で？
いい？
いいよね？

返事はいらない
ごめん・・・

やっぱ・・・
告白後の返事は欲しい