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あなたがすきでたまらない
第18章 水心あれば魚心
写真を撮って撮ってとせがむ彼女に対して中身はおっさんか、若いエロしか考えてない若人
だろうと俺は思ってる
俺は君が可愛いから例え着ぐるみだろうが触れさせたくはないんだ

俺は着ぐるみの中身であろう人物を睨むしか手段はない

仕方ない・・・
と言えばそこまでで・・・
彼女の全部を自分のものにしたい。
って、思うのは・・・
仕方なくないか?

要するに
完全な
ヤキモチで
嫉妬心で
独占欲で

片思いの
俺の・・・
劣等感

仕方なくないか?
好きな女の子が俺以外の・・・
例え着ぐるみだったとしても・・・
抱きつく行為を・・・
冷静に見てられるか?

俺には無理だよ
無理だからこそ、只の着ぐるみにさえヤキモチを妬くんだ

恋人だったらいいな
彼女になってほしい

君を束縛する答えが欲しい
君を束縛する権利が欲しい

可愛い君が・・・
俺に委ねられる権利が・・・
欲しい・・・

「俺の彼女なんだから、着ぐるみなんかに惑わされんな!!」
「俺だけでいいだろ?」
「俺だけを見てろよ?」

告白もしてないのに・・・馬鹿な考えが頭に過る
とんでもない俺の嫉妬心が・・・
俺の中で騒めく

着ぐるみに誘われた彼女を俺の胸に寄せた
驚いた彼女の顔を胸に焼き付ける

彼女はまるで理解ってない
俺がどれだけ・・・
俺がどれだけ・・・
君が好きなんだって事

好きだよ
ナンパなフリと思われてもいい

好きだから
仕方ない

最初の出会いから好きなんだよ
好きなんだよ?

だからね?
着ぐるみ相手でもおっさんには触れさせたくない

「え?」

戸惑われるのも無理はない
俺だって・・・
俺自身が混乱してるのに・・・

ここは公衆の面前で、大勢の人がいる
わかってる。
わかってるけど・・・さ?

「え?・・・あの・・・?」

「・・・転びそうじゃなかった?」

「いえ?」

・・・だよね~
俺の言い訳にも無理があんだよな~
・・・おい
着ぐるみの中身の奴
肩が震えてるって!!
俺を見て笑ってんじゃねぇよ!!
ってか、あっち行け!!

「あの・・・写真を・・・撮りたいのですけど・・・」

俺の内心とか心のモヤモヤとか、思春期の男心とかを知らない彼女が最もな正論で今のこの状況を打開してくるからさぁ・・・
俺の勇気がシュンと音を立ててしぼんでくるんだよ
俺・・・
単に・・・
キモくないか?
って・・・
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