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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第32章 これがTV局

「今度こそは断るからっ」

何気に表情を引き締めると晶さんは俺に誓うように宣言していた。

信じないわけではないけど信じられないわけで……

俺は白い目を晶さんに向けると小さく溜め息を溢す。

「業界の仕事が絶対にだめってわけじゃないよ…」

「………」

「ただ、……やるからには半端じゃ許されない世界だってのは頭に置いて手を出さないと……」

芸の道は何気に厳しい。

できれば晶さんには泣くような思いをしてもらいたくはないから。

俺はそんなことを考えながら晶さんの手に唇を押し付けた。

きらびやかな世界だからこそ、その裏側は暗く残酷でもある。

この世界に夢を持ち、生きる覚悟がないのなら──

わざわざ入り込む必要はないわけで……

「晶さんには早く珈琲ショップを経営してもらわなくちゃ……俺が売れなくなった次の就職先の為に…」

指先に唇を付けて晶さんを見つめる俺を晶さんは笑っている。

「給料出ないのにウチに就職するの?」

「食いっぱぐれはないじゃん」

「なるほど」

売れない芸能人がバイトする所は大抵食うことにありつける職だ。

納得する晶さんを見つめ返して俺も笑うと小さな後頭部を胸に引き寄せて抱き締める。

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