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第14章 妻との再会

二時間ぐらいの沈黙があった。

『けんちゃん……奴隷にしてください、
何でもします。私はけんちゃんを傷つけました。
けんちゃんの好きにしてください……』

『悪いと思っているの？どうして？
ずっと虐めるよ。泣かすよ……
逃げなくていいの？』

『これからは、奴隷として
よろしくお願いします……』

梨花には、他の選択肢はなかった……
梨花にとって、一番大事なもの。
子供の近くに居たかった。そして
ご主人様に捨てられたんだ。
行く場所なんかない……

『梨花は僕以外、好きになったらダメだよ……』

『はい、約束します……』

何年ぶりだろう。梨花とキスをした。

僕はロープをはずした……

僕はベッドに横になって、梨花の
今日のDVDを見ていた。


梨花は僕が、何も言わなくても、
ベッド下の方の床で正座をして
僕の表情を見ている。