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溶かされてみる?
第16章 刺激的なクリスマス

「「「………」」」
プレゼントを開けた瞬間、とりあえずみんなが固まった。
あれ…この反応何回めかな〜…
今度はなんの反応なんだろな〜…
「恋…これ…」
彰さんがなんだか困惑したような顔であたしを見る。
「え!じょー兄ってそういうの好きかなって思って選んだんだけど…違った??」
「…俺どんなイメージなんだ??」
そう。あたしがじょー兄(彰さん)にあげたものは…
「可愛いでしょ? ドラ◯もんの腹巻!」
「お前それ本気で選んだのか…」
彰さんに対して哀れんだ表情を見せながら、暁翔さんはあたしに呟く。
「え…ダメだった??」
おっかし〜な〜。結構ぴったりだと思ったのになぁ…
彰さんは腹巻を出して手に持ち、腹巻とにらめっこしている。
「…ねえ恋ちゃん。これはひどいんじゃない?」
一番プレゼントを楽しみにしていたはずの皐君の声は暗く、凄く蔑んだような目であたしを見る。
「ええ〜…こーちゃんのもダメだったの…?」
続いてこーちゃん(皐君)にあげたものは…
「せっかく可愛いと思ったのに…ネコミミのニット帽。」
「皐が…ネコミミッ…ぷはははっ」
「殺すよ、律」
意外だったのか想像したのか、笑い始める律先輩。
それに素晴らしい切れ込みを入れ込む皐君。
「せっかくだからつけろよ皐…ははっ…」
「そーゆー律はなんだったのさ!!」
「あ?お、俺は…」
途端にげんなりした顔に戻る律先輩。

