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隷吏たちのるつぼ
第6章  第五章 誨淫の舎



 車は市街を抜け、農道へ入っていった。

 新たな薬液を渡され、自分で注入するように命じられたが、悠香梨はまだ実行に移せていなかった。

「便秘気味だったら足らねえだろ?」
「そ、そんなこと、ないから……、おねがい、これ以上はムリ……」
「知るかよ、そんなの。おらっ、早くしろっ。田んぼん中に放り出すぜ?」

 初めての崩落は役場の駐車場であったことを考えると、この陵辱者ならやりかねなかった。季節的に、農作業をしている人は多くいる。

「くうっ……」
 悠香梨は口惜しそうに息をつくと、左手で胴を握り、右手を柄尻へ添えた。「ンンッ……!」

 すでに充溢しているところへ注ぎ入れようとするのだから、押し子が重く感じられる。ヒヤリとした液汁が、中で温められたものと混ざっていく様子が、腸壁でまざまざと感じ取れた。

「ング……」

 フッと背中の力が抜けそうになる。慌てて括約筋を収縮させると、どうしても声が不様に濁った。

 もうとても入らない、と思っていたのに、プランジャーは半分近くまで沈んだ。

「もう入んないっ……!」

 しかし悠香梨は悲鳴を上げた。信じがたいが、物理的にはまだ入りそうだ。入らないのではない。これ以上押せば、消化器の末端を襲う誘惑に、頭がおかしくなってしまいそうだった。

「全部入れろ。デトックスだよ、デトックス。くくっ」
「も、もう、じゅうぶん……」
「なんなら俺が一気に突っ込んでやろうか?」
「ああっ、いやっ!」

 征四郎が注入器を奪おうとしてきたから、必死の形相で懐に守る。

「なら、やれよ。自分で」

 伸びてきた手がそのまま髪を掴み、伏せた顔を上げさせられた。
 ちょうど便意の波が谷となる。悠香梨は瞼を強く閉じ、

「ムムッ……、おおっ、おうっ……」

 震える手に力を込めると、まるで男のような声が出た。時間をかけて、何とか最後まで押し込み終える。

「ううあっ……」

 完遂するやレッグスペースに注入器を落とし、腹を抑えて蹲るように身を丸めた。すぐに高波がやってきて、前後に体を揺らして煩悶を紛らわせる。
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