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かごのとり ~ 家出娘の家庭事情 ~
第29章 果たされぬ・・・約束

珍しく・・・エリカは
夕飯に買ってきた惣菜に
あまり箸をつけずに
風呂に入ると
さっさとソファに寝転んで
毛布を被っていた
『エリカ・・・ベットで寝な』
『・・・~~』
エリカはブンブンと首を振った
『じゃ…風邪ひくなよ。おやすみ…』
『ユウト・・・』
電気を消そうとした俺を
エリカが呼び止めた
『うん・・・?』
『ごめんなさい・・・』
『エリカ・・・わかったから
もう、いいって』
『でも・・・エリカね
イタズラしたり…おもしろ…半分とか
しようとしたんじゃ…ないんだ』
『・・・。・・・うん』
『ユウトと…もっと、お話したかった』
なにが…どうなって、そうなるんだか
不明だが
俺は…エリカをまた泣かせるのが
それだけが恐くて
とりあえず黙って聞いていた
『わかった…わかったから』
『信じてくれない…よね』
『いや・・・』
『ユウト・・・怒る』
『もう怒んねぇよ・・・
ごめんな?…痛かったろ?』
俺はしゃがんでエリカの手首を
少し揉むように撫でた
『エリカが・・・悪いんだ
だから・・・ユウトは謝らないで』
『ふふっ……雪でも降らす気か?(笑)
少し大人になったのかエリカ?』
『・・・』
『おやすみ…』
夕飯に買ってきた惣菜に
あまり箸をつけずに
風呂に入ると
さっさとソファに寝転んで
毛布を被っていた
『エリカ・・・ベットで寝な』
『・・・~~』
エリカはブンブンと首を振った
『じゃ…風邪ひくなよ。おやすみ…』
『ユウト・・・』
電気を消そうとした俺を
エリカが呼び止めた
『うん・・・?』
『ごめんなさい・・・』
『エリカ・・・わかったから
もう、いいって』
『でも・・・エリカね
イタズラしたり…おもしろ…半分とか
しようとしたんじゃ…ないんだ』
『・・・。・・・うん』
『ユウトと…もっと、お話したかった』
なにが…どうなって、そうなるんだか
不明だが
俺は…エリカをまた泣かせるのが
それだけが恐くて
とりあえず黙って聞いていた
『わかった…わかったから』
『信じてくれない…よね』
『いや・・・』
『ユウト・・・怒る』
『もう怒んねぇよ・・・
ごめんな?…痛かったろ?』
俺はしゃがんでエリカの手首を
少し揉むように撫でた
『エリカが・・・悪いんだ
だから・・・ユウトは謝らないで』
『ふふっ……雪でも降らす気か?(笑)
少し大人になったのかエリカ?』
『・・・』
『おやすみ…』

