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続おデブが愛されちゃダメですか?
第56章 記者会見

彩香「だって、一生懸命、『真』って
言わないように気をつけていた。
だからな、余計に社長の事は
無意識に『お父さん』って
言っちゃったんだよ。
ごめんね。」
専務「婚約発表の記者会見なんだから、
『真』って呼んでも良いんじゃないかな?
その方がいいと思うけどなぁ?」
彩香「そうだね。真の言う通りだよ。
婚約者の事を『専務』とは言わないよね?
その方が不自然だよね(笑)」
上本秘書は、ずっと見ていて、
やっと、本当に専務を諦める事ができたと
思った。愛し合っていると
わかっていたけど、これ程
二人の絆が強いとは、思っていなかった。
もしかしたら、専務の目が覚めて、
気持ちが自分の方に向いて
来るんじゃないかと、
期待する気持ちが、心の片隅にあった。
自分の方が、おデブの彩香より
相応しいと思っていたからだ。
言わないように気をつけていた。
だからな、余計に社長の事は
無意識に『お父さん』って
言っちゃったんだよ。
ごめんね。」
専務「婚約発表の記者会見なんだから、
『真』って呼んでも良いんじゃないかな?
その方がいいと思うけどなぁ?」
彩香「そうだね。真の言う通りだよ。
婚約者の事を『専務』とは言わないよね?
その方が不自然だよね(笑)」
上本秘書は、ずっと見ていて、
やっと、本当に専務を諦める事ができたと
思った。愛し合っていると
わかっていたけど、これ程
二人の絆が強いとは、思っていなかった。
もしかしたら、専務の目が覚めて、
気持ちが自分の方に向いて
来るんじゃないかと、
期待する気持ちが、心の片隅にあった。
自分の方が、おデブの彩香より
相応しいと思っていたからだ。

