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第56章 記者会見

宮野遙「あのぉ？」

専務「何？宮野さん？」

宮野遙「最初は、『社長』でしたけど

後は『お父さん』って彩香さん言いましたよ。」

社長「いつもの事だから、気にしなかったよ。」

彩香「ごめんなさい。無意識でした。」

専務「この記者会見の間、私の事は、

ずっと『専務』って呼んでた。なのに、

少し話しただけの親父の事は、

『お父さん』って呼んだ。狡いよ。」

彩香「真？専務の顔じゃなくなってるよ。」

宮野遙「クスッ、専務可愛いですね？」

専務「宮野さん、笑うなよ。」

頭をポリポリ掻いた。

専務「彩香にだけなんだ。彩香の事にだけ

独占欲が半端なく剥き出しになる。

彩香だけ特別なんだよ。」