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遠い日の約束。
第13章 混在する記憶
「ちょっと、俺の大きいんだよね…ローション塗っても痛いだろうけど我慢して…何度もSEXしてるとそのうち慣れると思うし…死ぬまで俺に抱かれるんだ…慣れようね」

うんうんと自分で頷きながら私の足を極限まで広げる。
手を縛られている私に贖う力などない。
さっさと受け入れて、さっさと終わりたい。
そう言い聞かせながら瞳を閉じた。

秘部に暖かいものが触れた。

それは、おぞましいモノ。

それは、私が受け入れるはずではなかったもの。

それは、私が死んでも入れさせてはならないもの

分かっていても…もうどうすりこともできない。
ここまできたら諦めるしかない。

そう何度も思っても、簡単にあきらめきれることではなかった。
だけどどうすることもできない。
堂々巡りしながら私の心は闇に落ちていく。

そういえば、こんなこと前にもあったなと心の隅で思い出す。
あれはいつだったかな?
遠い昔だったような気がする。
誰かのために私は身を差し出した。
今のように、手を縛られてローションを塗られて無理やり犯された…
これはいつの記憶?
また俊樹に塗り替えられた本当の記憶?
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