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身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】
第5章 第一話【桜草】 別離という選択
「殿下、話ができなくなります。今はお止めください」
乳房から感じる快感に思わず声を洩らしそうになり、明姫はユンの手をそっと押しやった。
大切な話の途中で、身体を弄られたら、頭がうまく考えを纏めれられなくなってしまう。
「いつからご存じだったのですか?」
ユンがつまらなそうな顔で溜息をついた。
「私が九年前の火事の話をしたときのことを憶えているか?」
「はい。憶えております」