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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第35章 獅王と紀永ー有名人達の会談

茶を貰い礼儀上ひと口飲んだが、淹れ方か?かなり旨い‥
早乙女会長の秘書ともなれば、こんな細かいところまで行き届いているものなのか‥‥
「・・・
私は少々仕事を残してまして、会合が終わるまでに処理に回りますが、雅楽代様はどうされますか?」
「俺は‥茶を飲みながら庭でも見ている‥
構わないんだろう?」
「それは勿論‥
この部屋からでも、庭は綺麗に見える筈です」
「ほう‥‥‥」
待機という事で少し肩の力を抜き、窓際に座り外の庭を覗き見る。
(確かに手入れが行き届いている庭だな)
どの位置からでも、綺麗に見えるように計算されているんだろう‥
黙って庭を見ているのも悪くない。
「・・・・・」
俺はこれで良いが向こうは?
本当に仕事‥タブレット端末を取り出し、画面に集中‥
これは会合が終わるまで、遠藤という男は動く事は無い。
(仕事一筋なぁ‥
秘書の鏡みたいな奴)
遠藤伊織と言ったか?
確か、会長の一人娘の婿候補と聞いたが、こう見れば全然そんな雰囲気は無い。
いや、敢えて避けているのか‥俺には少々分かりかねる・・・

