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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第22章 奏の追撃ー衝撃陽菜のアパート!

「へっ?
雲母も来るの??
女性1人のアパートに、それは失礼じゃない!」
「あのな、俺は一度陽菜のアパートに入っているぞ?」
「あれはぁ!
だけど、どうやって入ったの――!!」
仕事休みの日、仕方無くだけどアパートの仕分けに行こうとしたら、雲母も付いて来ると言い出した。
確かに入ったよ、だけど仕分けとなると、見られたくない物だってあるじゃないっ!!
「お前が鍵を掛け忘れたんだろうが‥
開いていたから、勝手に入った‥‥悪かった」
「あ・・
そんな事を言ってた!」
「忘れてたのかっ!?」
「うっ‥
だって‥‥うろ覚えなんだもん‥‥‥」
「はぁ‥‥‥」
呆れる雲母に、小さくなる私‥
だって、あの時はかなりパニクっていたし、鍵とか雲母の話とか、完全にうろ覚え。
「と‥とにかく、仕分け中は外に出てて――!!」
「分かった分かった‥
適当に車を停めて待っていてやるから」
「絶対だよ?」
「こんな事に嘘を言うか天然陽菜っ!」
朝からこんなやり取りの中、私は雲母の車で久しぶりのアパートへ行く事に。
入って来たら、許さないんだからっ!!

