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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第10章 求愛猛攻撃ー常務取締役

「それでも時間稼ぎにはなる‥
だが呼び過ぎても不振に思われるか‥‥」
『どれくらい時間稼ぎをすれば良いんだい?』
「数週間という話なんだが‥
根本的理由を言わないんだよ」
『・・・
それはもしかしたら、陽菜君の方に問題があるのかも知れない・・』
「どういう事なんだ天羽?」
陽菜の方?
いったい何があるんだ??
『私なりに調べさせて貰ったよ‥
だけど話していないという事は、君に余計な情報を入れたくないんだろう』
「俺にか?
何故だ??」
何故俺に隠す??
『そうしなければ都合が悪い、そう判断したんじゃないかな‥
私達の中で一番頭が切れる、それは樹‥君は知っている筈』
「ああ、嫌なほど知っているさ、伊達に学生時代からダチをやってる訳じゃないからな‥
それがアイツの‥雲母の判断かよ」
『そうなる、そして私も同意見‥
そして雲母君自身は、社内深くには食い込め無い』
「社外相談役だからな、自分でデカい会社を持っているんだ、こっちにまで回らんだろ天羽?」
アイツ自身の会社の方が、この会社よりデカい‥
同じく設立し、これだけの差が付いた。
雲母の頭の良さと、判断力の差‥
悠久と雲母では、雲母の方が遥かに上。

