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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第10章 求愛猛攻撃ー常務取締役



「なによ私に向かって反抗的な目は!
あんたが私に何か出来るとでも思ってるの!?
ただの味噌っ滓なくせにっっ!!!」


唄姫さんは、もう一度私にビンタをしようと腕を振り上げた時・・



「いい加減にしろっ唄姫!!」


その手首を捕まえ止めたのは・・・・樹部長・・・・


それに・・その少し後ろには・・・雅楽代常務も・・・



「唄姫、例え女でも秘書2課の人間に傷を付けたら、どうなるか分かっていてやったんだな?」


「い‥‥樹部長!
こ‥‥これはほんの冗談で‥‥‥」


「・・・
冗談であんな罵声を上げ、手痕が残るくらいビンタするのかよ麗歌‥
お前、そういう人間かよ、もうお前を指名しないからな俺、女のヒステリーは大嫌いだ」


「そんな奏常務!?」


「五月蝿いな!」


唄姫さんが縋るように、雅楽代常務に手を差し伸べたが‥
雅楽代常務は睨み付け一喝。


チャラいけど、そういう倫理はあるんだ。



「とにかく頬を冷やそう‥えーと陽菜で良いのか?」


「えっ?はいっ!
でも大丈夫ですから・・」


「そんなに手痕が出来て、大丈夫なワケ無いだろ!」


雅楽代常務に手を引かれ、私はなすがままに給湯器に‥
そこでタオルと氷を見付けて、私の頬に当ててくれた。



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