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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第10章 求愛猛攻撃ー常務取締役



社食内に入って来たのは、仕立ての良いスーツに身を包み、髪を茶金に染めたイケメン。



「陽菜ちゃん、あれが雅楽代常務‥」


「・・うそぉ!?」


あのチャラそうな人が雅楽代常務?
それも常務クラスなのに、社食に来て良い訳!?


その件の雅楽代常務は、軽く辺りを見回して向かったのは唄姫さんのところ。



「なんだお供付きかよ、せっかく麗歌とランチに行こうと思ったけど止めた」


「そんな奏常務‥
私は奏常務のお誘いでしたら、何処までもお供しますわ」


「そんだけ男が居れば良いだろ?
別に麗歌じゃ無くても良いからな俺は、じゃーなー」


「あっ、奏常務!?」


あれだけ男を侍らせていたら、言われて当たり前だとは‥思う‥
でも、言い方もチャラい、常務って親の七光り?


って、なんでこっちに来るのよ!?



「深夜も居たのか‥
ん、そっちは?
深夜と一緒だから秘書2課か?」


これ、自己紹介しなきゃダメだよね‥
凄く嫌だけど‥‥



「・・・
はい、小鳥遊陽菜と言います雅楽代常務・・・」


「ふうん‥
陽菜か‥覚えておくよ」


そう言っただけで、雅楽代常務は社食から立ち去ってくれた。


ただ、周りの女性社員の目が痛かったけど・・



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