この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
お前がすきでたまらない
第29章 啓介の本気
俺の言葉が気に入らなかったんだろう
神尾は俺を睨みつけた

「ここじゃ何だし・・・」
「場所変えよう」

と言って神尾を連れ出した



「ここならゆっくり話せる」
「で?」
「他に俺に言いたい事は?」

途中で買ったコーヒーを彼女に渡した


「どうして・・・」
「谷川先輩の家に彼女が居るんですか?」


「・・・どうしてそれをお前に言わないといけないんだ?」


「・・・見てしまったからです」


「どうしてお前は俺の家に来たんだ?」


「・・・谷川先輩の事が・・・」
「・・・好きだからです・・・」


「随分、一方的で自分勝手だな」
「俺が好きなら何をしてもいいと?」


「だって・・・」
「いくら食事に誘っても全然、脈がないじゃないですか」

それは神尾に気がないからだよ


「で・・・家に来れば何とかなると?」


「・・・」


「全く・・・子供みたいだな」

呆れた物言いになってしまった


「・・・そんな事、言っていいんですか?」
「私・・・皆に話しますよ」


「俺がいくら誘っても付き合ってくれない事?」
「それでストーカーの様に俺の家まで来た事?」


「・・・」
「・・・彼女が先輩の家に居た事です・・・」

自分の嫌な事は言われたくないんだな


「それで俺が懲戒免職になればお前は嬉しいと?」
「自分に靡かない俺が失職でもすればいいと?」



「・・・」


神尾は持っていた缶コーヒーをぎゅっと握りしめた


/725ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ