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伝わらない想い
第6章 あいつと再会

『久しぶり。急に何?』
そこまで打って、少し考える。
そして、4文字消した。
『久しぶり。』
あいつと同じように、一言だけ返した。
すぐさまピロンっと音がする。
『ずっと悪いことしたなって思ってた』
なんだそれ。
『何年前の話だよ』
『それでも、謝りたかった』
『気にすんな』
軽くやり取りをする。
『陸、久しぶりに会いたいな』
このメッセージを目にした瞬間、俺はまた携帯の画面をオフにした。
会ってどうするんだ。
何を話す?
この数年にあったことを報告し合うのか?
それとも、結婚するとかそういうことを聞かされるのか?
会いたいとも、会いたくないとも返さずに、俺は仕事に向かった。
そこまで打って、少し考える。
そして、4文字消した。
『久しぶり。』
あいつと同じように、一言だけ返した。
すぐさまピロンっと音がする。
『ずっと悪いことしたなって思ってた』
なんだそれ。
『何年前の話だよ』
『それでも、謝りたかった』
『気にすんな』
軽くやり取りをする。
『陸、久しぶりに会いたいな』
このメッセージを目にした瞬間、俺はまた携帯の画面をオフにした。
会ってどうするんだ。
何を話す?
この数年にあったことを報告し合うのか?
それとも、結婚するとかそういうことを聞かされるのか?
会いたいとも、会いたくないとも返さずに、俺は仕事に向かった。

