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伝わらない想い
第7章 素直な気持ち
あれは確かふたりが別れて2ヵ月ぐらい経った頃だった。

あの頃はまだ私は学生で。
進路に頭を悩ませてる時だった。

特に何かしたいことがある訳じゃなかった。
お父さんはこのまま店で働いて欲しいと伝えてくれていた。
就職難の時代。
とてもありがたい話だった。
だけど、それでも、これで良いのか…親に甘えても良いのか…そんなことが頭の中をグルグルと目まぐるしくまわっていた。

そんな時、友達と入ったファミレス。
案内された席の後ろにこの人が座っていた。

『あっ』と声を上げそうになったのを寸前で止める。
そして、静かに座った。

「蘭は良いよねぇ…就職活動しなくて良いんだから」
こういう言葉も私を悩ませる種になっていた。

「そうだね」
適当な相槌を打って、珈琲を飲んだ。

「..................あぁ、陸のこと?」
その時、後ろから聞こえてきた声。

私の神経が背中に集まる。
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