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第18章 愛眼の調教師

トラウマから脱却するって決めたんだ俺。
だから‥‥少しでも良いから、美波と普通にセックスしたい。



「・・・美波・・・あのさ・・・」


「・・・・・
宮野さんの好きにして・・・良いよ・・・
私は、どんな宮野さんでも受け入れるから・・・」


「・・・美波・・・」


もしかして、美波の方が気付いてた？
俺の心の中の葛藤。



「・・・やっぱり・・美波が大好きっ！！」


「きゃぁっ！？」


急に抱き付いたから、叫ばれちまった。
でも良いや、俺は漸く本当に心が決まった、過去から抜け出す、それが俺の覚悟。


だから、美波協力して？


俺を理解して‥


俺を受け入れてくれて‥


俺を甘やかしてくれて‥


俺、ずっと美波に尽くすから、本当に美波の犬になるから、だから今だけ、過去との離別に協力して欲しい。



「美波・・・・・普通に・・・したい・・・」


「宮野さん・・・」


「・・・要・・・
呼び捨てで良い・・
俺は美波の犬だもん、呼び捨て上等！」


「・・・くすっ・・・
・・・要の・・心の赴くままにして良いの‥
自由なんだよ、私は要を縛り付けたりはしない・・・」


「・・・美波ぃー！！」



昔、ずっと焦がれた自由。


今、捕らわれていたのは俺の方。


美波が俺を開放してくれる、自由という言葉で。