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第4章 驚きの再会相手は・・

「前からいたバーテンさんのほうが僕よりずっとかっこいいんだよ、と
　それはさておき、そのバーで僕が働き始めてからその店で
　再会を果たす人が次々出てきてさ」

その店に以前通っていた客とバーテンとの再会、客同士の再会、そして
潤平も昔なじみの客と再会したのだという。

「だからね、自分の店をもつ時には再会って名前にしようって、思ってたんだ。
　特に意味はないって言ったけど、あれは恥ずかしさかくしってやつでね」

そうだったの、と二人の女は同時に呟いた。

再会という名のＢＡＲという名前に込められた意味がわかるとさらに思い入れが強くなる。
ましてや自分たちの若かりし頃の思い出と直結した人物の元へと導かれたのだから、
もうこの店はただの行きつけの店などというレベルではなくなった。

「出会いがあれば別れもある・・でも再会だってあるのよ。
　人の縁は途切れる箇所はないのよ、ぐるぐる回ってる。そう思わない？」