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禁断背徳の鎖外伝・73億分の奇跡
第11章 外側と内側

「やれやれ‥半月から3週間‥
こちら側で24時間セキュリティー監視とは‥‥」
本社社長就任と共に、少々手狭になって来た、古巣の事務所から、オフィスビル数階を借り切った、新オフィスに移転。
本社用にこちらもサーバーを強化し、前から組み込んであるセキュリティーシステムを本社に流している。
「まあ‥お陰でこっちは完全な物に仕上がったが・・・」
OS基本から発展させた、独自OSシステム‥
全てのツールの準備も出来、後は本社の切り替えを待つだけ。
こちらは本宅のサーバーを使用‥
父が使わなくなったので、本宅地下のサーバーを完全ロックした。
父が使っていただけあって性能は抜群‥
初めて中の父が残したデーターを見た、やはり考えは似ていたようで、組欠けのプログラムが沢山。
他に出している節も無かったから、父が残したプログラムを一部利用‥
これが、こちら側のOS準備が早かった一番の理由。
「プログラミングは父に教えて貰ったもの‥
似てるのは当たり前か‥‥」
一番始めに、私にプログラミングを教えてくれたのは父だ‥
だからという訳ではないが、根本的に何処か似たようなプログラムを作ってしまうらしい。
「それは良いのだが‥」
父が亡くなった事による遺産相続‥
生来あまり頓着が無い父だと思っていたが、意外に土地不動産が沢山あり、葉山を通して相続手続きを取っている。
こういう関係は、弁護士を目指していた葉山だ、漏れなく調べ出して上手く手続きを取るだろう。
そこに不安は無い。
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