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サキュバスちゃんの純情《長編》
第8章 兄弟の提携

「したい。あかりを気持ち良くさせてあげたい。俺たちも、気持ち良くなりたい」
「さ、三人、で? 一人ずつでもできるよ、私」
どちらかを待たせることになるけれど、何とか頑張れないこともない、はず。
「……健吾とあかりをシェアすると決めたときから、こうなることは決定事項だったんだよ、あかり」
「え」
「あかりはどちらも選ばない。選べない。だったら、同時に俺たちがあかりを愛してもいいはずだよね」
『健吾ならいい』と言ったのは、このことも含まれていたということ?
「俺も異論はない。翔吾となら、一緒にあかりを抱きたい」
「さ、あかりは受け入れるだけだけど、どうする?」
どうも、こうも……求められるなら、受け入れてあげたいとは常に思っていることだ。
ならば、私にも異論は、ない。
「喧嘩、しないなら……いいよ」
二人が同時にほぅと溜め息をついて、「良かった」と零す。双子だなぁ、本当に。
「喧嘩は絶対にしないから、あかりを二人で味わわせてね」
それが、合図。
翔吾くんが蜜口から指を挿れ、既に溢れていた蜜を舐め取り、肉芽に舌を這わせる。
健吾くんは硬く尖った柔丘の先端をようやく口に含み、舌でコロコロと転がし始める。
「やっ、んっあ、あ、っあ」
一人では到底できない快楽の与え方だ。
私は二人からもたらされる快感に、ただ目を閉じて、震えながらそれを享受する。両手は力なくベッドに投げ出され、開いた口からは、恥ずかしいくらいに淫らな声が漏れる。

