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神さま、あと三日間だけ時間をください。
第1章 ♭眠れぬ夜♭
 友の幸福を素直に歓べない自分の心が狭いのかと自己嫌悪に陥った。しかし、毎日のように届く画像付きメールも保管場所に困るし、正直、美海がどれだけ子どもを望んでいたか知っている癖に、こんな無神経なことをする皐月の無神経さに愛想が尽きかけてもいた。
―春紀クンも元気そうね。また今度、お誕生日プレゼントを贈るわ。      美海
 とりあえず返信を返し、今度はネットめぐりを始めた。これは、いつもやっていることだ。特に趣味も特技もない美海は、こうやって夜にはパソコンを眺めていることが多い。
 まだしも趣味でもあれば、こうまで子どものいない淋しさを持て余すこともなかっただろうにと思わないでもない。
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