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神さま、あと三日間だけ時間をください。
第4章 ♭切ない別れ♭

「高校時代の同窓会があるの」
「高校の同窓会といえば、皐月さんも行くんだろう?」
皐月は女子高時代からの親友でもある。
「ええ。もちろんよ」
「何時頃、帰ってくる? 駅まで迎えにいくよ。ついでにどこかで外食して帰ろう」
琢郎が駅まで自分から迎えにきたことなど、かつて一度たりともなかった。何故、今回に限り、今までしようともしなかったことをするのか?
もしや、シュンとのことを気づかれている―?
美海は背中に氷塊を入れられたような気分になった。
「高校の同窓会といえば、皐月さんも行くんだろう?」
皐月は女子高時代からの親友でもある。
「ええ。もちろんよ」
「何時頃、帰ってくる? 駅まで迎えにいくよ。ついでにどこかで外食して帰ろう」
琢郎が駅まで自分から迎えにきたことなど、かつて一度たりともなかった。何故、今回に限り、今までしようともしなかったことをするのか?
もしや、シュンとのことを気づかれている―?
美海は背中に氷塊を入れられたような気分になった。

