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神さま、あと三日間だけ時間をください。
第3章 ♭ミュウとシュン~MailsⅡ~♭
 美海はふいに飛び込んできた言葉に、現実に引き戻される。
 コンドノドヨウビ、アイマチニイカナイカ?
 まるで、その言葉だけが見知らぬ異国の言葉のように非現実的な響きを伴って聞こえた。
 美海が何か言おうとしたのと、下り線から小豆色の電車がすべり込んできたのはほぼ時を同じくしていた。
 急がなければ、列車はすぐに発車してしまう。これに乗り遅れたら、また一時間待ちぼうけだ。
「突然、押しかけてきたのに、今日は本当にありがとう」
 美海は早口で言い、電車に乗り込んだ。
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