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神さま、あと三日間だけ時間をください。
第3章 ♭ミュウとシュン~MailsⅡ~♭
 シュンは更に意地の悪いことを言う。
「俺が何でキスしたか判るだろ?」
「あ―」
 美海は今度は両頬を手のひらで包み込んだ。眼が合うと、シュンはしたり顔で頷いた。
「最初はご飯粒を取ってあげるつもりだったんだ。それがついふざけてやっている中に、俺の方がその気になっちゃって」 
 美海はまたしても熟した林檎のように紅くなった。
「ミュウって不思議だよね。俺より年上だっていうけど、全然そんな風に見えない。むしろ、年下の女の子のようで、可愛いんだ」
 美海は小さく肩を竦めて見せた。
「それは褒め言葉にはならないのよ、シュンさん。歳の割には大人げないって言われてるのと同じだわ」
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