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第2章 新体制発足

「まさか生徒と行く訳には行かないでしょ？クラブの卒業生が数人協力してくれるらしいわ…でね？もし行くなら顔合わせに皆で食事しないかって連絡が来たらしいの…どう？」

「…知らない人と…？それも泊まりで？」

「ええ…まぁ…貴女が心配することは無いから…あくまでプライベートよ…グラブに在籍してリーダーだった人達だから貴女が不安に思ってる事は無いし部屋も別でいいらしいの…生徒同士のデートを試験的に試す事になったでしょ？私と貴女は除け者にしたく無いらしくて拓哉が上に信頼のできる同世代を紹介して欲しいって私達の羽を伸ばす場所を用意してくれたのよ…恋愛もして欲しいからって…」

「……瞳さんはどうするんですか？」

「そうね〜…折角拓哉が段取りしてくれたんだし食事行って見て決めようかなぁって」

優香にうふふ！と笑って…

「誠に聞いたんだけどね…私達の好みに合う男性2人づつピックアップしたそうよ？私もそろそろ終わりだし彼氏作るのもいいかもって…ね？私には数人紹介すると上から話は来てたのよ？」

「ええ！」

携帯を取り出して画面をいくつかタップして優香に差し出した…

「それに載ってる人達なんだけど顔の所タップして見て？お見合いの釣り書きみたいにその人のことが詳細に載ってるでしょ？年齢も結婚対象になる男性ばかり…まあ強制じゃないけどね？今回みたいに食事とかも出来るらしいわ…自身で見つけるのも自由だけど…教員なんかしてたら中々良い人いないしね〜？」

温泉は保留にして食事は瞳が一緒なら…と

「そう！なら冬休み何処で時間合わせようか？」

「これ…拓哉とかにも？」

「……大丈夫よ！ちゃんと分からないようにしてくれるから…」

優香が拓哉に依存している事は知っていた…それを心配した誠が色々した事も…一番は外に甘えられる男がいるのがいいとグラブの性質上色々制限されることもあるが優香は拓哉の卒業と同時に顧問を外すと誠から聞いたと同時に瞳自身の事も考えたらしい…

外で男性と会える時間が必要と思ったのか…グラブでする頻度が減らされていた…

優弥が入った辺りから誠と拓哉は週1程度にあとは優弥のテクニック諸々の底上げの時だけに…

顧問になった女性には他にも色々過保護と言っていい手厚いサポートが用意されていた…