この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
聖杏学園シリーズ ー囚われの少女達ー
第12章 イチャラブ 編 1-1

梨乃も沙紀も、私と同じようにピッタリと彼に寄り添い離れようとしない。
食事もしないで別荘に戻ると、いつもの様に先に女の子がシャワーを浴びる。
そのころになると、ようやくいつもの様に会話をするようになった。
Tシャツと短パンに着替えると、お化け屋敷でいかに怖かったかを、競うように話し始める。
「だって縁側の下から手が出て来て足首を掴んできたんだよ!」
「え~!それ怖すぎ!」
沙紀と梨乃は声を揃えて驚いてくれる。
でも私が聞いた梨乃と沙紀の体験もそれに劣らず怖いモノだった。
3人で寄り添うようにして自分の事の様に驚き、そして慰め合う。
いつもの様な雰囲気に戻って私はホッとしていると、梨乃が言いにくそうに話し始めた。
「あの、さ・・・みんな怖かったんだよね・・・そうだよね」
私と沙紀が頷く。
「だから・・・あの・・・私、怖かったから俊君に抱きついちゃって・・・ごめんね、沙紀」
梨乃の申し訳なさそうな顔に沙紀は、あははと笑っている。
「しょうがないよ、お化け屋敷だもん。私だって・・・」
沙紀が私を見た。
「私も京一君に、抱きついちゃってるから・・・心愛、ごめんね」
「私だって琢磨君に・・・」
そう言いかけて、琢磨君とキスをしたことを思い出してしまう。
それだけじゃなく、胸やお尻まで触られて感じてしまったことも。
でもそれは2人だけの秘密にしてもらったから・・・
「私も・・・琢磨君に抱きついちゃった。ごめんね、梨乃」
私の言葉に、3人は照れくさそうに見つめ合った。
「よかったぁ!抱きついちゃったのって私だけかと思っていたから。お互い様だったんだね」
「私もそう思ってた!照れくさくて言い出しにくかったんだ」
梨乃と沙紀が笑っているのを見て私も笑顔を浮かべたけれど、心の中では、そうなんだ・・・と納得してしまった。
梨乃は俊君と、沙紀は京一と・・・2人とも魅力的だから、そんな女の子に何回も抱きつかれれば、俊君も京一も当然抱き締めてしまうだろうし、その先だって私がされたようになってしまっても・・・
「私、怖くて思いっきり抱きついちゃったから、琢磨君迷惑だったかも・・・」
突然の私の言葉に梨乃も沙紀も笑顔が一瞬引きつる。
でも私は、3人共同じ立場なんだ、とホッとした思いだった。
食事もしないで別荘に戻ると、いつもの様に先に女の子がシャワーを浴びる。
そのころになると、ようやくいつもの様に会話をするようになった。
Tシャツと短パンに着替えると、お化け屋敷でいかに怖かったかを、競うように話し始める。
「だって縁側の下から手が出て来て足首を掴んできたんだよ!」
「え~!それ怖すぎ!」
沙紀と梨乃は声を揃えて驚いてくれる。
でも私が聞いた梨乃と沙紀の体験もそれに劣らず怖いモノだった。
3人で寄り添うようにして自分の事の様に驚き、そして慰め合う。
いつもの様な雰囲気に戻って私はホッとしていると、梨乃が言いにくそうに話し始めた。
「あの、さ・・・みんな怖かったんだよね・・・そうだよね」
私と沙紀が頷く。
「だから・・・あの・・・私、怖かったから俊君に抱きついちゃって・・・ごめんね、沙紀」
梨乃の申し訳なさそうな顔に沙紀は、あははと笑っている。
「しょうがないよ、お化け屋敷だもん。私だって・・・」
沙紀が私を見た。
「私も京一君に、抱きついちゃってるから・・・心愛、ごめんね」
「私だって琢磨君に・・・」
そう言いかけて、琢磨君とキスをしたことを思い出してしまう。
それだけじゃなく、胸やお尻まで触られて感じてしまったことも。
でもそれは2人だけの秘密にしてもらったから・・・
「私も・・・琢磨君に抱きついちゃった。ごめんね、梨乃」
私の言葉に、3人は照れくさそうに見つめ合った。
「よかったぁ!抱きついちゃったのって私だけかと思っていたから。お互い様だったんだね」
「私もそう思ってた!照れくさくて言い出しにくかったんだ」
梨乃と沙紀が笑っているのを見て私も笑顔を浮かべたけれど、心の中では、そうなんだ・・・と納得してしまった。
梨乃は俊君と、沙紀は京一と・・・2人とも魅力的だから、そんな女の子に何回も抱きつかれれば、俊君も京一も当然抱き締めてしまうだろうし、その先だって私がされたようになってしまっても・・・
「私、怖くて思いっきり抱きついちゃったから、琢磨君迷惑だったかも・・・」
突然の私の言葉に梨乃も沙紀も笑顔が一瞬引きつる。
でも私は、3人共同じ立場なんだ、とホッとした思いだった。

