この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
PM2時〜パッカー車の恋人〜
第30章 PM2時の君

『アズへ。
貴方に、逢えた事私は運命だと信じています。
いつも、貴方に甘えてばかりで、強くなれない私。
だから、今回は貴方に甘えないように、このまま今夜フランスへ行きます!
貴方に会ってしまったら、多分また泣き出して、貴方を困らせてしまうから。
永遠のお別れではないから、せめて笑顔で行かせてください!
二年後、必ず貴方の所へ戻るから、それまで待っていて欲しいな。
アズ。
貴方に出逢えて、良かった。
私は、貴方の事誰よりも愛してるから。
貴方を信じて行ってきます。
アズ、仕事大変だと思うけど、無理せずに頑張ってね。
私が貴方のもとに帰るまで、このアンクレットは、アズが持っていてね。
アズ、愛してる。
いつもありがとう!
紗蘭より。』
サラからの手紙を助手席に置いて、もう一度サラの勤める職場へ車を走らせた。
時間を見ると、ギリギリだったけど、望みを捨てずに…。
サラ、もう一度会いたい!
間に合ってくれ!

