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PM2時〜パッカー車の恋人〜
第16章 お揃い

駅の近くにあるラブホテルに車で入る。
アズとは2回目なんだけど、初めてと同じように緊張する。
今回は二人、手を繋いで部屋まで行った。
部屋に入り、ソファーに座り、アズが私の髪を優しく撫でて耳を触る。
「んっ…あっ…。」
「可愛い…サラぁ…。」
チュッ…チュッ…。
アズが私の頬に優しいキスを降らしていく。
アズの甘い吐息が、耳に当たって体がゾクッと反応してしまう。
「サラ…サラ…。」
耳元で切な気に私の名前を呼ぶアズの声はいつものように少し掠れていて、色っぽくて…。
それだけで私は感じてしまう。
「あぁ…アズぅー。」
甘えたようにアズの名前を呼ぶと、アズがギュウッと私の体を抱き締める。
「サラ…もうダメだって…。そんな声で名前呼ばれたら、歯止めが聞かない…。」
私だって、もうアズが欲しくて仕方ないのに…。
体はこんなにもアズを求めているのに…。
そんな思いを込めて、アズの耳元に甘く囁いた。
「アズ…大好き。」
「……っ!サラ…!!」
今まで以上に強く強くアズに抱き締められて、私はアズの香りに包まれていた。

