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PM2時〜パッカー車の恋人〜
第15章 AM10時の光景

「サラ?それってヤキモチ…?」
「……っ!」
「サラがヤキモチ妬くの初めてだね。嬉しいよ。」
「アズのバカ…。」
実際誰かとアズが話しているのかもわからないのに、私は確かにヤキモチを妬いていた。
それをアズに言われて、何だか恥ずかしくなってきちゃった。
「大丈夫。俺はサラ専用だから。」
「もう…アズってば…!」
「俺も朝からサラに会ってみたいけどね。無理だけどさっ。」
そんな会話をアズと楽しんで出勤した私に、思いもよらない出来事が訪れた。
職場に行くとチーフに呼ばれて話を聞く。
どうやら来週、店の掃除があるらしい。
店は定休日にして、皆で掃除をするらしいんだけど。
その時間が朝からで、チーフに朝から出勤出来るか聞かれた。
もちろん、朝出勤を承諾した私。
この日アズは出勤なのかな?
もしかしたら、朝のアズが見れるかもしれない…。
そう思ったら、すごく嬉しくなった。
来週の火曜日。
アズに聞きたいけど、バレちゃったら嫌だから、内緒にしよう。
アズが出勤日だといいなー。
来週、朝のアズが見れますように…。

