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新しい生活
第4章 黒と白
「上脱いで…」小声で言われた…

ブラジャーとショーツだけになって、知宏さんの前に立った…
その日は、新しい下着を着けていた。

「白が似合うね…朋香は…」
白地に薄いピンクのレースと刺繍を施した、上下のものを選んだ。
知宏さんが好きな色なのは、知っていた。

「恥ずかしい…から、そんなに見ないで…」私は小声で答えた。

正直、紘一さんがまだ起きてるのではないか?と心配をした。


「何を心配しているんだい?大丈夫…紘一は一度寝ちゃうと起きないから…」と私の
胸に背後から手を伸ばしてきた。

首筋に唇を這わせられると、溜息が出ていた…

「紘一さん、起きてるかもしれないから…だめよ…」私は知宏さんの手を抑えながら、言った。


一つ屋根の下に男性2人…、たとえ家族になる人でも、どこかで意識をしてしまう自分がいた…


先日の江田さんに言われた言葉を思い出していた。
「キミなら、いいお母さんになりそうだよ…息子さんもさぞ、嬉しいだろうね…」
含みを持った言い方が、どこか嫌だった。

知宏さんの硬くなったものが、お尻越しに解った。





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