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遊覧船が好きです。
何処までも行けそうで、何処までも行けない。
そのもどかしさがなんとも言えずに切ない感じ。
結構沖まで行くのですが、周遊してきっちり戻ってしまう感じが、踏みとどまる恋の風情です。

紫織様と藤木先生の恋は、遊覧船の恋なのかも知れません。
何処までも行けそうで、何処までも行けない二人…。
未来が分かっている恋は切ないです。
けれど、今、この瞬間の二人の恋は本物であり真実なのです。
その真実だけがいつまで、胸に残るのかもしれません。

藤たまきさんという私の大好きな漫画家さんの「遊覧船」という作品があります。
恋の切なさやときめきを遊覧船に乗せて、なんとも美しく叙情的に描かれています。
…こんな作品をいつか描きたいと夢見ております。
興味を持たれた方はぜひ！
…ちなみにBL作品です。

そして、ミスオブ沙棗まであと少し…。
紫織様の想いを美しく芳しき香水に永遠に閉じ込めるように描きたいです



雪 碧子

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