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雪 碧子さんの作者ニュース
スカーレット・オハラのお母様の恋
…描けば描くほどにジレンマでございます…。
ただいま、紫織ママンの初恋グラフィティーを描いているのですが〜、藤木先生との甘酸っぱいラブストーリーを描けば描くほど…
「…でも…結局は…政彦パパンと結婚してしまうのよね…」
と自問自答して、ひたすら切なくなるのです…汗
…そうなんす…
紫織様、結局は政彦様と結婚して、サーヤちゃんが生まれるわけで…。
今の藤木先生とのラブストーリーはいわゆる悲恋ものになるわけですが…。
…そうなると政彦様もなんだかすごく可哀想なわけなのです。
紫織様はどういうつもりで政彦様と結婚して、サーヤちゃんを生んだのかなあ…と。
…こんな時に思い出すのは、かの名作「風と共に去りぬ」のスカーレット…ではなく、スカーレットのお母様です。
スカーレットのお母様は物語において少ししか出てこないのですが、私はかねがね随分切ない人生だなあ…と思っておりました。
スカーレットのお母様はフランス貴族の出身なのですが、実家が没落したために、お金持ちで土地持ちだけど年上でガサツで教養がない(逞しく優しいひとなんですけどね)スカーレットのお父様と結婚するのです。
スカーレットお母様には愛し合って別れた婚約者もいたわけです。
それら全てを封印したかのように南部の名夫人として良妻賢母で過ごすのですが、南北戦争の際、流行病で亡くなってしまいます。
スカーレットはお母様が大好きだったので大変悲しみ、侍女マミーに
「お母様は亡くなる前、私のことを何かおっしゃってなかった?」
と聞くのですが、マミーは
「いいえ。奥様はただただ娘時代に戻られてしまわれたかのように、かつての婚約者の方の名前を呼んでおられました」
と、告げるのです。
…細部は違うかもですが、大筋はこんな感じなはずでした。
ずっと封印されていた恋が、最後に蘇る切なさ…。
紫織様には、こういう哀しいエンディングは迎えてほしくないなあ…
自分の人生を後悔せずに、政彦様をちゃんと見つめて、心を通わせて生きていってほしいなあ…
…と、考えております。
ただいま、紫織ママンの初恋グラフィティーを描いているのですが〜、藤木先生との甘酸っぱいラブストーリーを描けば描くほど…
「…でも…結局は…政彦パパンと結婚してしまうのよね…」
と自問自答して、ひたすら切なくなるのです…汗
…そうなんす…
紫織様、結局は政彦様と結婚して、サーヤちゃんが生まれるわけで…。
今の藤木先生とのラブストーリーはいわゆる悲恋ものになるわけですが…。
…そうなると政彦様もなんだかすごく可哀想なわけなのです。
紫織様はどういうつもりで政彦様と結婚して、サーヤちゃんを生んだのかなあ…と。
…こんな時に思い出すのは、かの名作「風と共に去りぬ」のスカーレット…ではなく、スカーレットのお母様です。
スカーレットのお母様は物語において少ししか出てこないのですが、私はかねがね随分切ない人生だなあ…と思っておりました。
スカーレットのお母様はフランス貴族の出身なのですが、実家が没落したために、お金持ちで土地持ちだけど年上でガサツで教養がない(逞しく優しいひとなんですけどね)スカーレットのお父様と結婚するのです。
スカーレットお母様には愛し合って別れた婚約者もいたわけです。
それら全てを封印したかのように南部の名夫人として良妻賢母で過ごすのですが、南北戦争の際、流行病で亡くなってしまいます。
スカーレットはお母様が大好きだったので大変悲しみ、侍女マミーに
「お母様は亡くなる前、私のことを何かおっしゃってなかった?」
と聞くのですが、マミーは
「いいえ。奥様はただただ娘時代に戻られてしまわれたかのように、かつての婚約者の方の名前を呼んでおられました」
と、告げるのです。
…細部は違うかもですが、大筋はこんな感じなはずでした。
ずっと封印されていた恋が、最後に蘇る切なさ…。
紫織様には、こういう哀しいエンディングは迎えてほしくないなあ…
自分の人生を後悔せずに、政彦様をちゃんと見つめて、心を通わせて生きていってほしいなあ…
…と、考えております。
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