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実は最近、最強のキャラは絢子様なのかも…と思うようになりました。
一目惚れした初恋のひとに、様々なコネを余すところなく用いながらも（良いのです。人間、欲しいものは欲しい！と言ったもん勝ちなのですからネ！）猛烈にアタックし、拒まれても拒まれてもしぶとく好きでい続け、切ったはったの修羅場を起こしながらも（まあ、自分に対して…だけですが…汗）最後には熱愛していたメンズをゲッツ！
…その後、いつまでも元カノ（元カレか…汗）を忘れない不実な夫を責めるわけでもなく、ひたすらしんねり見守り待ち続け…漸く苦節十何年にして、愛を告白されるという勝利を勝ち得た女！
…すげ〜よ、絢子様！
フツーだったら途中で不貞腐れてるよ、絢子様！

…絢子様はしかも、最後の土壇場に来て最強のコネ（絢子様パパンは憲兵隊や特高にも恐れられる超お偉いさんでした。ただのモンペアではなかったのです！）でもって結果的には憲兵隊の追跡や捜査の手を緩めて貰えて、暁様と月城様は無事に海外に逃げおおせたのですから、お二人は絢子様には足を向けて寝てはいけないと思います。
…そして一方、愛する夫を傷つけたヤカラには厳しい軍法会議の挙句、最前線送り…絢子…結構容赦ねえ…。

絢子様を描いていると、谷崎潤一郎先生の名作「細雪」の鶴子さんの名台詞が思い浮かびます。
「…あの人、粘らはったなあ…」
てやつです。

…人間、諦めてはいけないのです。
粘り勝ちの絢子様、どうぞ末永くお幸せに♡

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