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お父さんの好きに生きても良いけど、もう子供だけは作らないでね
こんにちは。

 ヒロイン早苗が幼い頃、両親は離婚しました。
 昨日は、そのときの様子を描いたのですが、
 実は、これは知人の体験談です。


 その方は親御さんではなく、おばあちゃんです。
 息子さんが若くしてデキコンし、二人の女の子の孫が生まれました。
 しかし、お嫁さんは下の子を生んでまもなく出ていきました。

 おばあちゃん本人もまだ若く、やむなく二人の幼い孫を育てることになりました。
 それで、上の女の子は通っていた幼稚園から保育園に変わりました。
 ある日、おばあちゃんが迎えに行くと、その子はじっと一人だけ
 窓の外を眺めていたそうです。
 保育士さんが、「○○ちゃんは、ずっと外を見てばかりいる」と伝え、おばあちゃんが何故なのかと
 聞くと、その子が「今頃、ママの顔を忘れてしまいそうになる。だから、何も考えないで外を見ていたら
 思い出せそうなんだ」と答えたとか。

 その話をおばあちゃんから聞いた時、私は涙が出ました。
 下の生まれたばかりの赤ちゃんは、私自身のいちばん上の娘と同じ年でした。

 月日は流れ、おばあちゃんの苦労によって、二人は立派に育ちました。
 その上の娘さんが23歳、下の子も20歳です。
 一度、おばあちゃんを迎えにきた姿を見ましたが、良い娘さんになっていました。

 二人とも、おじいちゃん、おばあちゃんをとても大切にしているそうです。

 
 そして、お父さんはといえば、その長い年月の間に再婚し、すぐにまた離婚。

 その時、娘さんたちはお父さんに言ったそうです。

 「お父さんの人生だから、好きなように生きてくれて良いし、誰と何度恋愛するのも結婚するのも
  私たちは文句は言わない。でも、これだけは忘れないで。結婚しても、子どもだけは作らないでね。」

 ―もう、二度と私たちのように哀しい思いをする子どもを増やさないで―

 娘さんは父親にはっきりと告げたといいます。


  子どもは親を選んで生まれてくることはできません。
  娘さんの一言は、彼女がどんな思いをして大きくなったを表しているようでした。

  ありにも哀しいお話です。
   
 
 
[作成日]2017-12-02
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