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★完結のご報告2★
 ひとは誰しも何かしらの罪を犯す。
誰かに傷付けられ、誰かを傷付け、他人を、自分を憎む瞬間がある。
時には、ありとあらゆるものが赦せないこともある。

 赦せないもの、赦せないことはそのままで良いと私は考えます。
《赦す》ことも、《赦さない》ことも自由に選べるのです。
あなたはどちらも選ぶことが出来る。

 みちるは良心の呵責に耐え兼ね、繰り返し悪夢に苛まれています。
特定の人物に《憎まれている》と思い込んでいるのです。
しかしながら真相は、自分の存在を《憎んでいる》のはみちる自身です。
彼女は目蓋を閉ざしているので、《赦す》という選択肢に気付きません。

 時の流れは残酷なものです。
揺りかごの中で泣いている愛らしい赤ん坊も、百年後には、高い確率で骨壺に収まっていることでしょう。
しかしながら同時に、時の流れは優しいものです。

 どんなに激しく憎み、喉の奥につかえているような出来事も、波が小石を洗うように忘却の彼方へと連れ去ってゆきます。

 目蓋を固く閉ざし、夢をみるひとへ―
あなたは既に赦されています。

 ―魑魅魍魎を閉じ込めたあの壺(元々は匣ではなく壺です)だって、最後に残ったものは希望だったでしょう?

*****

 最近、読者様から戴いたメッセージに、上手にお返事をすることが出来ませんでした。
言葉が見つからなかった。
何かをお伝えしたかったけど、どんな言葉も嘘になってしまいそうな気がしました。

 BGMから流れた曲の歌詞に、私の心を託したいと思います。

“Just a mirror for the sun
These smiling eyes are just a mirror for
Your smiling eyes are just a mirror for”

 ―太陽のための鏡なんだ
にっこりする瞳は鏡なんだ
あなたのにっこりする瞳は鏡だ

 優しい時の波にさらわれ、一日でも早くあなたの瞳に微笑みが戻ることを切に願っております。
あなたの微笑む瞳は、太陽を映す鏡です。
あなたの瞳は、光そのものを映しています。


 より良い一日になりますように。

櫻井

[作成日]2016-05-15
28拍手

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