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桜舞うあの日のままで
第4章 悠の部屋にて……

「ん? 嫌がってるのか? あれだけ、『約束だ』って念を押しておいたのに。つまり、風香は約束を破るわけだな」
「そ、そういうわけじゃなくて! でも、そんなお願いって、おかしいでしょ!」
「何がおかしいって? うちのクラスの男子で、半数近くがもう『経験済み』なんだぞ。『胸を揉む』どころか、キスやそれ以上のことまで。何ら、おかしなことではないだろ」
「そういう意味じゃなくて! 『私たちの間で』こんなこと、おかしいでしょ! 悠に彼女ができたら、その彼女さんに頼むべきことだと思う」
「風香が嫌な気持ちになるかもしれないってことは、元々分かってた。だからこうして、勝負の結果を受けての『願い事』として言ったわけだ。普段平気でお願いできるような事じゃないからな。でも、風香がどうしても嫌っていうのなら、俺も諦める。この勝負に、そこまでの強制力も拘束力もないから。ただ、風香は今回の件で約束を破るわけだから、そのことはずっと覚えておいてくれよ」
「そ、そういうわけじゃなくて! でも、そんなお願いって、おかしいでしょ!」
「何がおかしいって? うちのクラスの男子で、半数近くがもう『経験済み』なんだぞ。『胸を揉む』どころか、キスやそれ以上のことまで。何ら、おかしなことではないだろ」
「そういう意味じゃなくて! 『私たちの間で』こんなこと、おかしいでしょ! 悠に彼女ができたら、その彼女さんに頼むべきことだと思う」
「風香が嫌な気持ちになるかもしれないってことは、元々分かってた。だからこうして、勝負の結果を受けての『願い事』として言ったわけだ。普段平気でお願いできるような事じゃないからな。でも、風香がどうしても嫌っていうのなら、俺も諦める。この勝負に、そこまでの強制力も拘束力もないから。ただ、風香は今回の件で約束を破るわけだから、そのことはずっと覚えておいてくれよ」

