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make a doll~お嬢様は我が愛玩~
第15章 小さな心と信じる道

「お嬢様、落ち着いて下さい。お見合いの話ではないのですよ。」
「じゃぁなんのお話!?大事なって…」
「それは…」
答えに詰まった黒野に変わって父は愛良に聞いた。
「愛良?愛良は黒野を好きか?」
「好きだよ?」
「そうか。黒野と離れるのは嫌か?」
「やっぱり…連れてっちゃうの?」
寂しそうにもキッと見つめた愛良の目を見つめた父は溜め息を吐いた。
「取り合えず今回はこれだけにしておこう。」
「しかし…」
「構わない。下がって良い。」
そういう当主の言葉に頭を下げて背中を向けた黒野の手を引いて連れ出した愛良。部屋に残った両親は顔を見合わせた。
「じゃぁなんのお話!?大事なって…」
「それは…」
答えに詰まった黒野に変わって父は愛良に聞いた。
「愛良?愛良は黒野を好きか?」
「好きだよ?」
「そうか。黒野と離れるのは嫌か?」
「やっぱり…連れてっちゃうの?」
寂しそうにもキッと見つめた愛良の目を見つめた父は溜め息を吐いた。
「取り合えず今回はこれだけにしておこう。」
「しかし…」
「構わない。下がって良い。」
そういう当主の言葉に頭を下げて背中を向けた黒野の手を引いて連れ出した愛良。部屋に残った両親は顔を見合わせた。

