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ラブカルチャースクール 3
第22章 I Lesson 7回目

クニミツはベッドの上で正座して、ホズミに向かって深々と頭を下げている。
キャラ的に素直にホズミの指示に従うと思ったのに――――今日ばかりはちゃんとやり遂げたいとの気持ちがひしひしと伝わってくる。
だけど今さっきハッキリと、ホズミは『駄目』と言い切ったのだ――――。
「クニミツ、気持ちは分かるけど、今日はもう……」
「お願いします! コトミさんに負担をかけさせにように頑張るので!」
「クニミツ……」
どちらかというと消極的なクニミツが、上司のホズミに対してここまで必死に頼み込むくらいなのだから相当の決意を感じる。
どうしよう、何とか続けさせてあげたいけど――――。
哀願するようにホズミに、視線を向ける。
私の視線に気づいたホズミは「ふぅ」っと小さく溜息を吐くと、綺麗な形の垂れ目を細め、クニミツの肩にポンと片手を載せた。
もしかして、レッスン続行!?
淡い期待に胸を膨らませ、ホズミの肉厚の唇から発せられる言葉を待つこと数秒――――。
「話はあとで聞いてやるから、今すぐここから降りろ!」
低く野太い声が、レッスン室に響き渡る。
うっわぁぁぁ――――男性モードになった!!
姉さんの不意打ちに、不覚にも胸がときめいてしまう。
「は、はいっ!」
突然のホズミの男言葉にクニミツは、反った下敷きに飛ばされた消しゴムみたいに慌ててベッドから飛び降りる。
焦っていた割には上手く床に着地はしたものの、ホズミの豹変ぶりに腰を抜かしたのか、床に膝から崩れ落ちてしまった。
ホズミは両手を腰に当てスレンダーな長身から、へたり込むクニミツを見下ろし――――
「言われた通り出来るじゃないの……」
まるで女王様かのような風格を漂わせながら、クニミツに微笑みかけた。
キャラ的に素直にホズミの指示に従うと思ったのに――――今日ばかりはちゃんとやり遂げたいとの気持ちがひしひしと伝わってくる。
だけど今さっきハッキリと、ホズミは『駄目』と言い切ったのだ――――。
「クニミツ、気持ちは分かるけど、今日はもう……」
「お願いします! コトミさんに負担をかけさせにように頑張るので!」
「クニミツ……」
どちらかというと消極的なクニミツが、上司のホズミに対してここまで必死に頼み込むくらいなのだから相当の決意を感じる。
どうしよう、何とか続けさせてあげたいけど――――。
哀願するようにホズミに、視線を向ける。
私の視線に気づいたホズミは「ふぅ」っと小さく溜息を吐くと、綺麗な形の垂れ目を細め、クニミツの肩にポンと片手を載せた。
もしかして、レッスン続行!?
淡い期待に胸を膨らませ、ホズミの肉厚の唇から発せられる言葉を待つこと数秒――――。
「話はあとで聞いてやるから、今すぐここから降りろ!」
低く野太い声が、レッスン室に響き渡る。
うっわぁぁぁ――――男性モードになった!!
姉さんの不意打ちに、不覚にも胸がときめいてしまう。
「は、はいっ!」
突然のホズミの男言葉にクニミツは、反った下敷きに飛ばされた消しゴムみたいに慌ててベッドから飛び降りる。
焦っていた割には上手く床に着地はしたものの、ホズミの豹変ぶりに腰を抜かしたのか、床に膝から崩れ落ちてしまった。
ホズミは両手を腰に当てスレンダーな長身から、へたり込むクニミツを見下ろし――――
「言われた通り出来るじゃないの……」
まるで女王様かのような風格を漂わせながら、クニミツに微笑みかけた。

