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ラブカルチャースクール 3
第15章 Lesson クッキー

「な……んでぇ」
「ん? 気になっていたから」
「え……」
今『なっていた』――――って言った?
背凭れを叩いていた手を止めると、セイジの指も止まった。
「レッスン始まる前から……気になっていたんだよ。新人たち、射精するんじゃないかって」
多分その可能性は、スクール内では常識なことなのだろう。
それなら何でここまでして、聞き出そうとするんだろう――――?
「そう……みたいだよね。だけど……何で?」
「何で……って?」
「そんなに、気になること?」
「……」
「正直一人目も、二人目も射精しちゃったけど、最初のレッスンだしヤナセも仕方がないって言ってたよ」
「うん、そうだよね。大半は射精するし」
「……セイジは……どうだった?」
話の流れでセイジの最初のレッスンのことの方が気になってきた。
「俺? 俺は……堪えた」
「堪えられたんだ……流石だね」
『大丈夫だった』じゃなくて『堪えた』っていうのが少し引っ掛かるけど、妙に嬉しく感じてしまう。
「あ……」
「ん?」
「そういう……こと」
セイジが射精しなかったことが嬉しいと思ったこと――――
もしかしてセイジは、アラタとクニミツに射精させたくなかったのかな?
「セイジ……心配してくれていたの?」
何となくセイジの気持ちが分かって、ずっと気に掛けていてくれたことに嬉しくなる。
「……う、ん」
私の確認にセイジは照れるかと思ったら、気まずそうな面持ちになった。
「ん? 気になっていたから」
「え……」
今『なっていた』――――って言った?
背凭れを叩いていた手を止めると、セイジの指も止まった。
「レッスン始まる前から……気になっていたんだよ。新人たち、射精するんじゃないかって」
多分その可能性は、スクール内では常識なことなのだろう。
それなら何でここまでして、聞き出そうとするんだろう――――?
「そう……みたいだよね。だけど……何で?」
「何で……って?」
「そんなに、気になること?」
「……」
「正直一人目も、二人目も射精しちゃったけど、最初のレッスンだしヤナセも仕方がないって言ってたよ」
「うん、そうだよね。大半は射精するし」
「……セイジは……どうだった?」
話の流れでセイジの最初のレッスンのことの方が気になってきた。
「俺? 俺は……堪えた」
「堪えられたんだ……流石だね」
『大丈夫だった』じゃなくて『堪えた』っていうのが少し引っ掛かるけど、妙に嬉しく感じてしまう。
「あ……」
「ん?」
「そういう……こと」
セイジが射精しなかったことが嬉しいと思ったこと――――
もしかしてセイジは、アラタとクニミツに射精させたくなかったのかな?
「セイジ……心配してくれていたの?」
何となくセイジの気持ちが分かって、ずっと気に掛けていてくれたことに嬉しくなる。
「……う、ん」
私の確認にセイジは照れるかと思ったら、気まずそうな面持ちになった。

