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桜の季節が巡っても
第14章 朧夜の春
「ごめん…起こしてしまった?」
秀王は泉夏を気遣う。
彼女を起こしてしまわないよう、極力身体を動かさないようにしていたのだが-僅かに体勢を変えたのと同時に目覚めてしまったようで、秀王は申し訳ない気持ちとなる。
「…ううん、平気」
微かに紅潮した顔で、泉夏は答える。
「ごめんね」
なおも済まなそうな彼に、泉夏は笑って否定する。
「先生のせいじゃないよ。ちょうど目が覚めたの。…ってか私、眠っちゃってた?」
自分の方こそ-泉夏を次第に罪悪感が襲う。
ベッドに横になり、互いに抱き合ったまま、たわいもない話をしていた。
その会話は時折、どちらからともなく求める口付けに中断され。
終わればまた話が再開され、それを幾度か繰り返していたのだけれど。
彼の温もり。
彼の低い声。
いつしかそれらが眠りを誘発し始め-どうやら意識を手放してしまっていたらしかった。
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