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桜の季節が巡っても
第14章 朧夜の春
「先生の…?」
秀王の問いに、泉夏は呆気にとられた。
「うん。もうさっきからずっと…ベッドの中で泉夏を初めて抱き締めた時からずっと、どきどきしてる」
-それはもう、馬鹿みたいに。
耳朶に囁かれる言葉に、泉夏は瞳孔を開く。
「どきどき…先生もしてるの?」
「してる」
「どうして…?」
小さな泉夏の呟きに、秀王は笑った。
「愚問だ」
「だって…ほんとに分からないもん」
僅かな苛立ちを含んだ声で、泉夏は訊き返す。
「泉夏と同じだ」
「私と…?」
「泉夏が俺にどきどきしてるように。俺も泉夏にどきどきしてる」
彼女の顔を覗き込むように見れば、驚きにその口が開かれた。
でも何も言えないらしく-その魅惑の唇は半開きのまま。
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