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桜の季節が巡っても
第4章 予兆の冬
「…ガム忘れた。この寒いのに車に戻りたくない」
呟きに、テーブル中の人間が一斉に反応する。
「お兄さん、俺持ってます」
「お兄さん、レジの前でも売ってます、俺買って来ましょうか」
「お兄さん、良ければ車まで取りに行きましょうか」
兄さんコールが次々上がる。
全員、ものの見事に、この短時間ですっかり手なずけられている。
「サンキュー。じゃ、そこの君、悪いけどもらっていい?出来たらあるだけ全部」
「勿論です、お兄さん」
全部寄越せと言われているのに、大樹の友達は寧ろ嬉しそうに差し出している。
「伊東君のお友達って皆いい奴じゃん」
早速二枚口に入れながら、龍貴は破顔する。
「あ、ありがとうございます、お兄さん!」
大樹まで心酔しきってる。
なんなの、この構図-泉夏はドン引き状態である。
呟きに、テーブル中の人間が一斉に反応する。
「お兄さん、俺持ってます」
「お兄さん、レジの前でも売ってます、俺買って来ましょうか」
「お兄さん、良ければ車まで取りに行きましょうか」
兄さんコールが次々上がる。
全員、ものの見事に、この短時間ですっかり手なずけられている。
「サンキュー。じゃ、そこの君、悪いけどもらっていい?出来たらあるだけ全部」
「勿論です、お兄さん」
全部寄越せと言われているのに、大樹の友達は寧ろ嬉しそうに差し出している。
「伊東君のお友達って皆いい奴じゃん」
早速二枚口に入れながら、龍貴は破顔する。
「あ、ありがとうございます、お兄さん!」
大樹まで心酔しきってる。
なんなの、この構図-泉夏はドン引き状態である。

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