この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
Memory of Night(手直し中)
第1章 誘い
今までの経験の中で、相手を悦ばせる術を宵はある程度学んでいた。
宵は晃を見上げ、どこか挑戦的な笑みを浮かべた。
「――わかったよ。いいぜ。その変態プレイ、引き受けても」
「本当に?」
「ああ」
晃はきっと普通のセックスに慣れてしまっているのだ。AVでも観ていろいろなことに興味を持ったのだろうか。
本格的に女装やSMプレイが好きなのだとしたらさすがについていけそうにないが、好奇心からそういう要求をしてきたのならのってやってもいいと思った。
言い値を払う。何よりそれが大きい。
「なら、今度の日曜、俺の家で。連絡先教えて。あとで住所送る」
「ない」
「……スマホないの?」
宵が頷く。
「なら、メモに」
「いーよあとで。見回りの先生来ちまう」
放課後、当番の先生が校内を見回りする。見つかったらまずい。
「そうだね。明日渡しにいく」
「わかった。俺、クラス一組だから」
「知ってる」
間髪いれずに晃は言う。宵を見下ろす茶色い瞳がわずかに細められ、なんらかの企みが垣間見えた気がした。
じゃ、とだけだけを言い残し、晃は部屋を出ていった。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


