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第2章 陥る妻

私「猛さん、主人は私と猛さんの事、
疑っていませんでしたか？」

猛「はい、全く。
御主人も私の身の上を知っているので
『奥さんが浮気しないとは限りませんよ』
って言ったら
『家の妻に限ってそれはないです。
愛し合っていますから』って
惚気られましたよ」

私「私、そんな純な主人を
裏切っているんですね」

主人に申し訳なくって泣けてきました。

猛「でも、御主人の事は以前と比べて、
どうです？」

私「以前よりずっと愛しています。
もっと好きになっています」

猛「だったら良いんじゃないですか。
それから･･･。」

私「それから･･･？」