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eyes to me~ 私を見て
第23章 恋情にのたうつ獣

「まあ、今にすぐではないが……
段々に後任マネージャーに任せていくつもりだ」
「……」
ほなみの目が潤んでいる。
――止めてくれ。
そんな風に見ないでくれ。
綾波は顔を逸らしてわざと素っ気なく言った。
「もう、ここには来るな」
ほなみが息を呑む気配がする。
「俺は祐樹の義理の兄弟だが、血の繋がりはないし、仕事で関わる事も減るだろう。
それなのに、お前がここに出入りするのはどう考えても不自然だろうが」
一気に言ってしまうと、胸がキリキリと痛んだ。
――これでいい。
ズルズルといつまでも、ほなみへ残った感情を持っていたらダメだ。
ほなみは祐樹が守ってやればいい。
俺はそれをする資格はない。
段々に後任マネージャーに任せていくつもりだ」
「……」
ほなみの目が潤んでいる。
――止めてくれ。
そんな風に見ないでくれ。
綾波は顔を逸らしてわざと素っ気なく言った。
「もう、ここには来るな」
ほなみが息を呑む気配がする。
「俺は祐樹の義理の兄弟だが、血の繋がりはないし、仕事で関わる事も減るだろう。
それなのに、お前がここに出入りするのはどう考えても不自然だろうが」
一気に言ってしまうと、胸がキリキリと痛んだ。
――これでいい。
ズルズルといつまでも、ほなみへ残った感情を持っていたらダメだ。
ほなみは祐樹が守ってやればいい。
俺はそれをする資格はない。

