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eyes to me~ 私を見て
第52章 サプライズパーティー

「オッサン、大室から何か聞いてねえの?」
真理と由清が志村を見るが、志村も首を傾げる。
「さあ……その辺の事、聞いても教えてくれなくってねえ。
"今にわかるさ‘’
て言われたけど……
勿体ぶらずに教えてくれたっていいのにねえっ!」
「ふうん……」
由清は難しい顔をして黙り込み、真理はまた大きな欠伸をした。
「ふあ~っ!ま、いっけどな!何だってさ」
『こんにち……うわ――っ』
インターホンが鳴ったと同時に堺の絶叫が聞こえる。
一同は弾かれた様に画面を覗くが堺の姿が見えず、ペコの女王様眼鏡がアップになった。
『こんにちは~!……あらあら、堺ちゃんまた転んで……顔から行ったわね。絆創膏下さる?』
「あらっ大変!さあ入って下さいな」
志村はロックを解除した。

